その日から毎日だった。

掃除の始めは私がバケツに水くみを、掃除の終わりは加嶋君がバケツの水捨てを。


「おい、」

「なに?」

「お前さー、もっと反発できねーのかよ。」

「反発?」

「パシられてんのと一緒じゃん。嫌とか言えねーの?」

「ううん、そんなんじゃ・・・」

だって、誰もしない。
早く掃除終わらせたい。

「どんくさ、お前亀みてーだな」

「か、かめ・・・!?」

「ふん、お前はカメだ。」