愛合傘Ⅱ~出会うことで始まる物語~



「千尋ちゃんは?」


あんなに顔を赤らめた圭太を、見るのも辛かった。


皆が気を使って隣にさせて、手を繋いで、電話をして、私には…ないことばっか…っ。


好きでもないならどうして私じゃなかったの…?


「分からない…でも、きっと憧れていたんだと思う。」


だって…っ。

今でも忘れられないんだ…っ。

何度泣いたことだろう。

私は何も出来ないのに。