愛合傘Ⅱ~出会うことで始まる物語~


ふと3人の1人と目が合った。

「なぁ有馬、お前彼女いたんだ。」

「ん?」

「惚けんなよ。隣の子、彼女だろ。付き合ってんなら言えよなー。」


「それなら最初から気使ってたのによ。その制服南高の子?」


「この子は―――――」

私は無言で立ち上がった。

「ちょっ…千尋待っ…――――」


田中君の言葉を省いた。

ダメだ、田中君誤解されたんだ。
私のせいだ。
私なんかがいなければ迷惑なんてかからないのに。


私は図書館を出て行った。