愛合傘Ⅱ~出会うことで始まる物語~


「んじゃ、次のバス停まで歩いていくから。またね。」


「ありがとうございます!次いつ来るんですか~?」


「んー、と、来週の水曜日あたり。」


「絶対来てくださいよ!約束ですからねー!!」


「うん。」


陽斗は大きく両手で手を降り、私を見送ってくれた。

図書館辺りまで来た時。


「千尋っ、」


キキッっと、自転車の急ブレーキが止まった音が背後で聞こえた。

振り返ると田中君だった。


「バス、乗り遅れたの?」

「いや、途中で用あったから降りた。天ノ川神社まで行くところ。」