愛合傘Ⅱ~出会うことで始まる物語~



今日はバスの降りる場所がいつもと違う。


球技場前のバス停で降りた。


「陽斗ー!」


陽斗という名前を叫んだ。

私の声に気づいた陽斗は大きく手をふった。


「千尋せんぱーい!!来てくれたんですかぁ!!」


「うん。時間余っているから大丈夫。」


「聞いてください!俺、こないだの県大会で2位になったんです!」

「おお。凄いじゃん。」


「千尋先輩、手に持っている物はなんですか?」


陽斗は私が右手に持っていた物を指差した。