今日はバスの降りる場所がいつもと違う。 球技場前のバス停で降りた。 「陽斗ー!」 陽斗という名前を叫んだ。 私の声に気づいた陽斗は大きく手をふった。 「千尋せんぱーい!!来てくれたんですかぁ!!」 「うん。時間余っているから大丈夫。」 「聞いてください!俺、こないだの県大会で2位になったんです!」 「おお。凄いじゃん。」 「千尋先輩、手に持っている物はなんですか?」 陽斗は私が右手に持っていた物を指差した。