私には出来ない。 「まだ、見つからないよ。」 「そっか…。なぁ、千尋。この星が沢山あるように、きっと素敵な人と出会えるよ。」 「うん。」 「じゃあまたな。」 「うん。おやすみ。」 田中君と別れて、また1人、夜道を歩いた。 「ただいま…」 「千尋、いったいいつまでどこに居たの?」 「こんな夜遅く、なぜ電話もしない。」 「ケータイ忘れて。」 「もういい。好きにしろ。」 私は黙って部屋を出て風呂に入った。 冷えた体が余計に湯船が暑く感じた。