「田中君…、あのさ…。」
「何?」
こんなこと、正直いいづらい。
「最近可笑しいよ」
「どうした、急に。」
「何だか雰囲気が違って見えて。」
「俺は何も変わってないよ。…けど、千尋の言う通りかもしんない。生徒会の仕事忙しくてさ、先生の御機嫌も最近悪くて。」
田中君の口からその言葉が出た。
「俺、生徒会長して皆からの信頼裏切れないんだ。ニコニコしてれば先生だって信頼する。だから仕方ないんだよ。」
やっぱりそうだ。
田中君だって、嫌なことある。
「疲れたら疲れたでいい。田中君は田中君だよ。」
「……ありがとう。」

