「花田、進路調査での話だが。」
担任の西口先生だ。
西口先生は30代、男の教師。
「獣医師、で良いんだな?」
「はい、獣医師です。」
進学を選ぶなら天ノ高校が一番効率が良い。
でも、私のレベルじゃとてもでないが難しかった。
そこで私は技術を磨くため南高を選んだ。
危険物取り扱いの免許や資格は将来獣医師になるためには良いと思ったからだ。
「まず難しいな。」
「え…?」
「一昨日の実力テスト、ほぼ平均点台だったじゃないか。」
「それは…」
「そんな夢持つんならもっと勉強しろよな?いくら最初のテストだからって気を抜かしちゃダメじゃないか。人生は甘くないんだよ。」

