「教科係は花田千尋、」 「はい、」 席を立った。 「――――と、柴田夕日。」 ありえない。 沢山選択肢はあったじゃない。 「柴田夕日?」 「あ、……はい。」 「よろしくな、」 このクラスには私を抜かして39人でしょ? 偶然過ぎて笑えてきちゃうよ。 胸がそわそわして落ち着かない。