凄い、ここの人達のほとんどが南高の制服を着ている。 私の周りには小学校時代からの先輩がいた。 「次とまります、次とまります」 バスのアナウンスが流れた。 揺れるバスに耐えながらもバスは市場で止まった。 後ろから人が来る。 その時パッと目が見開いた。 「……圭太…?」 小さく呟いた言葉にチラッと視線を私に向け、バスを降りた。 あまりに人が混んでいて上手く見れなかったけど……圭太だった。