―2日目― 7時18分、バス停でバスが来るのを待つ。 プシューという音をたてバスが止まった。 バスのドアが開いた時だった。 バスに残っている人が多すぎる。バスに乗れるか乗れないかの問題だ。 バスに乗れたもののステップからなかなか離れることが出来ずバスのドアが開け閉めする。 なんとかギリギリ段に上がり手すりを握る。 バスのドアが閉まり、動き始めた時だった。 「うわっ……」 グワンとバスが揺れ体がよろけた。