入学式して、1ヶ月。


隣の城谷くんとは、すっかり仲良くなって沢山友達もできた。


そんなある日。


「ホームルーム始めるぞー」


っと言って先生が入ってきた。


号令係の合図で、挨拶をして、席についた。


「今日は一週間後にある遠足の班を決めるぞー」


忘れていた…


そうだ。遠足があるんだ。


私は遠足があまり好きではない。


遠足と言えば自然だとか、そういうのばっかりで、あまり楽しくなかった。


しかし、そんな嫌な気持ちは次の先生の言葉でなくなった。



「今年はなあ…USJにいくぞ!!」


これを聞いたらクラスのみんなは大はしゃぎ。


そりゃそうだよね!


私も嬉しい!!!!



班は自由だから、私たちは班決めにはいった。


もちろん、春は一緒。


春が同じクラスでよかった!!笑


仲良くなったとはいえ、やっぱり春がいいのに変わりはない。




男女2人ずつなんだけど…


「城谷くん競争率高いね」


さすがは城谷くん。


女子が狙っている。


城谷くんは、何も言わずにいた。


「るいー、なあ、どうする?笑」


って軽いノリで城谷くんに言っているのは城谷くんの親友さんの、


水谷 優空(みずたに ゆたか)くん。


「なあなあ、るい笑」


「うるさい、誰でもいい…」


と適当にあしらう城谷くん


相変わらず無愛想でクールです。



「ねえ、小咲」


「なあに。」


「誘ってみて笑」

でた!春は、こうやって、私を台にしてさあ。


きっと私や城谷くんの反応をみて、面白がるんだッ!!


「やだよ?」


「ほら早く」


バンッと前に押し出される。


グラッとバランスを崩す私は…


どしんっとこけた。


「ちょwww小咲ちゃんwww」


と、もちろん、みんなに笑われる。


恥ずかしすぎます!!///


ああ、春のアホっ


あとで、お仕置きしてやる!!


みんなが笑ってる中


私はゆっくり立ち上がって、城谷くんに近づく。