「一緒の班ならない?」




ダメ元で聞いた。








「…嫌」



ズキン…


嫌って言われちゃった…


はあ…


嫌はさすがに、傷つくな…





「…嘘、いいよ。あんた、面白いから」



え?



今なんて?


私は耳を疑った。


目をパチクリパチクリしている。


周りの女子からは悲鳴。


そりゃそうだ。


私だってびっくりしている。


「ほ、ほんとにいいの?」


「おん。じゃ、決まりな。」


城谷くんは、それだけ言うと机に顔を伏せて寝始めた。




こうして、私たちは一緒の班になったのである。