その手紙には彩の涙の跡があった。 きっと彩はずっと僕の事を思ってくれていたんだろう。 僕もずっと彩の事を思っていた。 ──どこかで繋がっていたのかな? 僕は空を見上げた。 オレンジ色に染まる空から彩の声がした気がした。 END