夢を見た。
綺麗な髪、綺麗な瞳をした女の子が走っている夢を見た。


でもそれはぼやけていて。
手を伸ばしても届かない。
走っても届かない。
わかるのはただひとつ...

藍色の目をしていただけ。
優しい目。

俺は忘れない。

いや、忘れなれない。
吸い込まれるようなあの瞳。



人間か、わからない物に恋をしてしまった。

俺はバカなんだと思う。




そんな夢はすぐに去る。