「え?」 あまりに間髪入れずに言ってきたものだから、驚いて声が出た。 「教室の方、もう暗いでしょ?怖いだろうから、一緒に行ってあげるよ」 「え、大丈夫だよ。私、そうゆうの怖くない人だから」 「いーって、一緒に行ってあげるから!」 …あれ…? なんか、凪くん… めちゃめちゃ焦ってない…? というか、少し必死。いつも余裕な顔ばかりしているのに、今ら余裕のない表情。 …もしかして………