あの頃のキミは


「…絵麻、ついてる」

凪くんの手が私の口元にのびる。
少し唇に触れたかと思うと、その指先には一粒のお米。

うわ、付いてたのか…ちょっと恥ずかしい!

「ごっ、ごめんありが…」

ペロッ

「!?」

そのお米をなんの躊躇もなく、自分の口へと運んだ。

「ちょっ、普通食べる?!」

「は?知らないの?お米一粒には7人の神様がいるんだよ。捨てたら失礼でしょ」

そ…そうなの?!
知らなかった………


「ほんとは直接食べちゃいたかったんだけどね。遠慮してあげたんだから、有り難く思いなよ」

は、、、はぁぁぁぁ⁈

本人は涼しい顔をしてカレーを盛ってくれているが、とんでもない事を言っている。