あの頃のキミは


「さ、お待たせ腹ペコ絵麻」

「…変なあだ名つけないでよ…」


すると先ほど洗ってきたジャガイモ、ニンジンをパスされる。

「これ、皮剥いて。俺が切るから」

「う…うん」

よ…よかった!!
料理は苦手なもんで…
ピーラーならいけるもんね!!


冬夜くんとつぐみは、ご飯を炊いてお肉を炒めたりしてくれている。


私が剥いた野菜を、凪くんが手際よくカットしていく。

「…凪くん…なれてるね…?」

「まぁ、料理はやってたからね。ばあちゃんにも教えてもらってたし……絵麻は…、なれてなさそうだね」

ピーラーで皮を剥くのさえ時間のかかる私…

すこし危なっかしく見えたのか、手気をつけてね、と声をかけられる。