「裕太兄にも迷惑かけるかもしれない。ごめん…」 「いいって。お前のせいじゃないんだからさ」 「いや、俺がちゃんと"アイツ"のこと気にしてたら…」 「んなことねぇって!!!!」 裕太兄が声を荒げて立ち上がった。 「あれは!事故だ。 相手に過失がある。 あの狭い道でかなりのスピード出してたんだ。…それに…"アイツ"がお前のせいにするかよ…そんな奴じゃないだろ?」