[過去」

僕は昔から勉強が嫌いで、いつもさぼっていた。
その日も、ノートは美穂に頼み、僕は屋上に向かった。
屋上でいつものように寝ていると、そこに先輩が現れたのであった。
「君、そこでなにしているの?」
「なにもしてないですよ、ただ単のさぼりです。」
「君の名前、なんて言うの?」
「中崎祐一です。」
「祐一君だね。」
「私は月野志乃だから、志乃先輩と呼んでね」
僕と先輩の逢瀬は毎日のように続いた。そんなことをしていると、僕は志乃先輩に恋をした。
何度も好き…
と言おうとした。
でも、無理だった。
こうして、「年下年上恋愛禁止条例」ができたのであった。