けど、ごめんね。

もう怖いんだ。

また傷つけられるのが。

「大好きだったよ。龍平。」



「おい!!奈々!」


走った。涙で前が見えなくなりながらも。

龍平の声が聞こえなくなるとこまで。


走った。


ばいばい。ありがと。