ある時、私に最大のライバルが…

それは

中村 るうかちゃんでした。

るうかは可愛い子でした。

けれど、性格の方は…

この子はずっとライバル?

いや、ケンカ相手というか

私をキズつけていく子です。
もちろん私もキズつけましたが…

ところで、そのるうかちゃんは

私が好きと言った子の事を好きと言うのです!


たいがい、わたし、みく、なつき、るうか
の4人でいつもいました。


夏休みのある日

私達はるうかを除いた3人で遊んでいました。

るうかは家の用事でこれず。

道をぷらぷら歩いているとき

「ねぇねぇ、かのん」

「ん?どーしたのー?」

「あのね、るうかがね。」

「うんっ?るうかがどうしたの?」

「だ、だめだよ!みくっ!
言わない約束だったじゃん!」

「でも、かのんがかわいそうだもん」
「あのね、るうかがね。
ほら、かのんさかいとくんの事好きって言ってたじゃん?
るうかもねかいとくんの事を好きみたい。
あの時はりょうくんって言ってたけど
嘘ついてたんだよ!」

「えぇー!そーなの?」

ということがあったんです。

こんな事がこれから何回もありました。

はじめはかいとくん

次はりょうたろうくん

その次はゆうたくん

と、続いていきまた。

そのたび、私は

「でも、かのんはもぅかいとくんじゃなくてりょうたろうくんが好きだもん!」

と、言っていました。

別にとられてもいいもん!

ほんとに好きなわけじゃなーいしっ!