時間だけが過ぎて行き、ついに放課後になった。


仕方なく、屋上に向かい、椿龍を待った。


青空には雲が流れ、涼しげな風が辺りを舞っている。


夏が近いせいか、遠くで雷の音が微かに聞こえる。


あたしは覚悟決めた。