夏休みが終わる頃



大学に久しぶりに行けることになり


時には


桂木班のメンバーが大学で警護をしてくれるようで



私はやっと大学に行ける喜びでスキップするような軽い気持ちになっていた。




お父さんも全く大学に行かないわけにはいかないだろうと許してくれたのだ。






サークル。


つまり略称


歌部では


今度の冬に舞台があるわけで私たち歌部はその練習のために励んでいた。



私は



オペラを歌うことになり




たくさんの練習を今でも家でも暇な時にはやっている



練習がどんなに大事かがやっているとよくわかってくる




『美雪!』


『ありさー♪』



『なんか調子良いんじゃない?あ!もしかして彼氏のおかげとか?』


『な…なに言ってるの?そんなわけないでしょ!!やめてよね〜』


とありさに言うと


ありさは変な顔をして


『またまた〜あ♪もうわかってるんだからね』


とウィンクした



『ほらっふざけてないで練習やるよ!』


『美雪さんの言う通りよ。ありささん練習しなさい』


『はぁーい♪』


と呑気な声で練習に戻って行った。




私は



昴さんのおかげで調子がいいわけじゃないし〜



もう、ありさったら〜


あり得ないこと言わないでよね〜



それにカレカノは偽だから…



いつか本物だったらいいけど



って!?今私なんて言った?



いつか本物だったらいいけど!?



な…ちょ…なに言ってるの私は…



私が昴さんと?




付き合ったら…どうなるの…


じゃなくて!



私は今練習してるのよ!



あーもうっ





と私は1人で心の中で怒りを奮発していたのだ