君の居るトコロへ




ーーー李玖はすでに亡くなっていた。






私は信じたくなかった。




「ねぇ李玖、なんの冗談?
いつまで寝てんの?」


アハハッと笑ってみる。

でも、目の前で青白い顔をして眠る
その姿が私に現実を思い知らせる。


受け止められない事実。

ううん、受け止めたくないだけ。




ガラガラッ

「実羅ちゃん…」

入ってきたのは李玖の両親。


李玖のお母さんは李玖の姿を見て泣いている。

李玖のお父さんは静かに涙を流しながらお母さんの背を撫でていた。



…私が…、私が行けばよかった。


そしたら李玖は死なずにすんだ。