私はずっと祈ってた。
徐々に雨が降ってきた。
しばらくすると、李玖が男の子のところに辿り着いた。
けど男の子を抱いて戻ってくる途中、
李玖達の後ろから大きな波が押し寄せた。
李玖はそれに気がついてこっちへ急ぐ。
けど波の方が早い。
波は李玖達のすぐ背後に来ていた。
李玖は男の子を精一杯投げた。
李玖は腕力あるから男の子は飛ぶ。
男の子は一気に浜辺に近くなった。
けど李玖はもう遅かった。
波に呑み込まれていた。
「え…?李玖?!李玖!!!」
私は近寄ろうとした。
でもこの騒ぎを耳にしてやって来た
おじさんに止められた。
いつの間にか雨は酷くなってて、
海は荒れていた。
でも、でも…!
李玖がまだ海の中にいる!!
私は走りだした。
「君!危ないから止まりなさい!」
「やだ!離して!李玖がいるの!」
「さっき救護係を向かわせた!」
「だからなに!?待ってろって?!
そんな時間あるんだったらあたしが助ける!!」
「止めなさい!」
そんなところ、やっと救護係がきた。
救護係が急いで李玖のところに向かった。
救護係が李玖を海から救い上げた。
その時の李玖の顔が非常に青く見えて
私の心が嫌な音を立てた。
