ブーーーーーーッッ!!!!!!!!

「危ないっ!」

由美めがけて突っ込んできたトラック。

由美を勢いよく押した。

「は、は、は…」

声が出ていない由美。

「信号無視じゃん!」

回りにいた人々が叫んだ。

「由美…大丈夫?!」

私があの時、由美を押していなければ由美が轢かれてた。

「~っ!葵ぃ!」

その場に尻餅を着いた由美。へたりこんで動けない。

終いには泣き崩れた。

「か、帰ろう!怖かったね…!」

「あ、あ、あ…う…ん」

偶然だよね?

ヨミ様のせいじゃないはず。

そう思った矢先…