「これで今日のホームルームを終わる」

静かだった教室は賑やかになり始めてきた。

「由美!行こう」

「うんっ!」

クレープを買いに駆け出した。

───────────***

「ん~っ!美味しいっ!!!」

「最高!こんなの初めてだよ!」

にこにこする由美の幸せは、私の幸せ。

「さ、帰ろ」

「うん!」

クレープの巻き紙を捨てて、横断歩道を渡ろうとしたその時だった。