「何、この音・・・、あっ!」


そう呟いて、空を見上げた花音は、声を上げた。

此方に向かって、四匹の飛竜が飛んでくる。

そのうちの一匹が、風夜にすりよるのを見て、花音はその四匹が自分達が乗っていた四匹だと気付いた。


「-この子達は無事だったんだ」

「ああ。危険を感じて、逃げたんだろうな」

「そっか」

「飛竜か。・・・懐かしいな」

「そうだね。飛竜の里に返した私の飛竜、元気かな?」

「移動手段は必要だし、行ってみる?」

「飛竜の里?」


美咲と星夢の言葉に花音は聞き返した。


「何、この音・・・、あっ!」


そう呟いて、空を見上げた花音は、声を上げた。

此方に向かって、四匹の飛竜が飛んでくる。

そのうちの一匹が、風夜にすりよるのを見て、花音はその四匹が自分達が乗っていた四匹だと気付いた。


「-この子達は無事だったんだ」

「ああ。危険を感じて、逃げたんだろうな」

「そっか」

「飛竜か。・・・懐かしいな」

「そうだね。飛竜の里に返した私の飛竜、元気かな?」

「移動手段は必要だし、行ってみる?」

「飛竜の里?」


美咲と星夢の言葉に花音は聞き返した。


「そう。飛竜達の故郷よ。この世界から出る時に、パートナーだった飛竜達をそこに戻したの。でも、これからは必要になるから、助けに行く前に、飛竜の里へ行きたいんだけど」


琴音に言われ、花音は風夜を見た。


「飛竜の里か。そうだな。夜天達を助けたら、飛竜の数も足りなくなるし」

「決まりだな」

「そこに行くまでは、二人ずつだな」

「私達は、いつも通りでいいかな」


そう言うと、風夜は頷く。

そして、組み合わせが決まった後、二人ずつ乗せた飛竜は、空へと飛び上がっていった。