「フフフ・・・」


同時刻、花音の家の外にいた聖は、聞こえてきた笑い声に視線を動かす。

そこには、花音達のことを襲ってきた女がいた。


「楽しそうですね」

「フフ、正直、此処まで抵抗してくるとは、思わなかったわ」

「・・・まだ堕ちていなかったんですか?!」


女の言葉に、聖は驚いたような表情をする。


「ええ、でも・・・」

「でも?」

「そろそろ限界の筈。・・・フフ、楽しみね。早くゲームを始めたいわ」


そう言いながら、女は本当に楽しそうな笑みを浮かべていた。