翔馬は部員のみんなの元に、小走りで行った。 その姿が、1年生の頃とは違って男の人らしくなってた。 外に出てみると、愛実がいてニヤニヤしながら質問を浴びせてきた。 「どうだった?好きだとか応援ありがとうとか言われた?」 「言われてないよ。そんなこと言われるわけないよ」 「えぇー。じゃあ愛実が気を使った意味ないじゃーん。」 愛実はがっかりしながら、とぼとぼ歩き始めた。