【side 翔馬】





平瀬に告白してから、次の日に引越しが決まった。



親父の会社の移動で、今の家からじゃ遠くなるからと言う理由で。

でも、俺の高校は近くなるしそっちの方が楽だった。



俺よく寝坊するし。




でも、それから2年が過ぎた頃、前にいた会社に戻ることになって、

また引越しになった。慣れ親しんだ高校の仲間とは別れなくてはいけなかった。




バスケだって、そこがよかった。



でも、転校先を聞いたときは驚いたよ。


まさか、平瀬のいる高校なんて。ラッキーにも程がある。

おまけにバスケの強豪校だなんて。神様に感謝しなきゃいけねーよな。




そんで、引っ越して部屋が片付いた頃に懐かしい所を歩いたりしてた。


喉が乾いたな。コンビニでも行くか。

近くのコンビニによって、ジュース買った。


コンビニから出て歩き始めたら、後ろから突撃された。

「わっ。ごめん…なさい。」