ずっと好きだった。


店を出て、またふらふら歩き出す。

「すみません…」

「え?俺?」

「しゃ、写真撮ってもらってもいいですか?」


ちらっとみちるを見ると、目が合って笑った。

「撮って…あげたらいいじゃん!撮ってあげますよ!」

絶対そんなこと思ってねーのに…

馬鹿だな、みちるは。

「ごめんね!俺には、可愛い彼女いるからさ!

じゃーね!」

俺はそう言って、みちるの手を引く。

「どうして、撮っけあげないの?

困った顔してるよ?」

「みちるがいるのに、他のやつと撮るとか

ありえないから。みちるも撮ったらダメだよ」

「うん!」

商店街をでると、その先には港がある。

「もう、結構暗いね~」

商店街が結構広くて、色々見てたら午後5時。