インタビューも終わって、あたしたちは家に帰ってる。


「お疲れ様。」

「さんきゅ」

「夢…叶ったね」

「ああ…でも、俺まだ叶ってない夢あんの」

…なんだろ?

「なに?叶ってない夢って」

「平瀬に、好きって言ってもらうこと」

「え…。」



翔馬は、真剣にまっすぐ見つめてきた。

「何回でも言うよ。俺は。

平瀬が好き。付き合ってほしい」


「…き。好き…」

「それは…ご褒美?それとも…」

あたしは、自分でもよくわかんない。

自分から翔馬にキスしてた。