ずっと好きだった。


俺は、平瀬を家まで送った。

「ありがとね。あ。せっかくあたしが教えたんだから、

順位表…ちゃんと載ってね」

平瀬はニコッとしながら言った。

「まかせろ」

「じゃ、また明日」

俺は、平瀬が家に入るのを見送って家に帰った。

夜ご飯食って、夜10時まで勉強した。 


そして迎えたテスト当日。

普段なら解けなかったような問題も、

ちゃんと解けた。

次の日のテストも、ミスったところはいつもより圧倒的に少ない。

「どーだった?」

五十嵐と部活に向かう途中で、そう聞かれた。

「結構出来たと思う」

「まじ?結構頭いいんだな、翔馬」



部活が終わり俺は、平瀬のところへ。

「一緒に帰ろーぜ」