私には彼氏がいます。



彼氏の名前は竜。



竜と付き合って半年過ぎているんだけど…



ずっとイジワルばっかりしてくる。



本当に私の事好きなのかなって思う時も多々ある。







「……い…………おい!」


いきなり大きな声が聞こえた。

声の主は私の彼氏の竜である。

竜は成績優秀・運動神経抜群、容姿端麗で男女からの人気が半端ない。

それに対して私は竜の真逆なのです……。




今は放課後の教室で2人っきり。

竜と私は窓側の席にに座っている。


「お前さ、何ボケーっとしてんの」

今日も竜は冷たい。

いつも冷たいから私には慣れたけどね…。


「ごめん、ちょっと考え事してたの」


あっそうと竜は言い捨て、頬ずえをしながら窓から見える校庭を眺めている。