玄関で靴を履き替えていると、校門の方にみえた人影。



もう来ちゃってるじゃん。



そう思いながら、足早に校門の方へと向かう。




「悠衣斗!」


「.......おう、律。おっせーなお前。」


「ごめんね、課題してた。」


「どうせまた寝てたんだろ。」


「寝てないもん!」


「はいはい、わーったから行くぞ。」



少しむきになって言ったあたしに
ふっ、と笑って
少し強引に手を引く彼。




なんだなんだ、ばかにしてるよ。



「律、歩くのおせえ。隣。」


「あ、はい。すいません。」



ほんとあたしの扱い雑だなー....


そんな彼はあたしの幼馴染。