やっと雷もおさまったので帰ろうとする。
ちらっ、と隣を見ると男の人も歩き出した。
『誰、か待ってたんですか…?』
不思議に思ったので聞いてみた。
「………………あんた、を1人に
して、おけなかった、から」
…雷がおさまるまで待っててくれたんだ。
『ありがとうございます!』
男の人は後ろを向かず私に手を振った。
『あ、これ!マフラー…』
「………プレゼント。誕生日なんでしょ?
おめでと、…」
なぜか分からないけど…この人とはまた
どこかで会える気がした。
…それに、似ているの。
黒川くん、と…
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