黒色デイズ~不器用なあなたと~



『私、宮坂くんが好きだよ』

もう全部言うしかない。

『ずっとそばにいられる、って思ってた。』

宮坂くんは何も言わない。

『なのに居なくなるなんて…』

もう、嫌。

「ごめん。」

その一言だけだった。
私は謝ってほしいわけじゃない。

私を抱きしめようとする宮坂くんを拒んだ。

私にとって、この行動は逃げてるようにしか
見えなかったから。

「でも橋本が俺を好きだって言ってくれるなら、連れていくつもりだった」

『…じゃあ、連れていくつもりなの?』

「そのつもりだ」

バカじゃないの。

『私なんてただのお荷物になるだけ』

「そんな事ない」

『なんでわかるの』

「俺はお前が好きだから!」

ああ、私はこの人を好きになったんだ。