黒色デイズ~不器用なあなたと~



1人電車に揺られている。

電車の中で子供連れのお母さんが乗ってきた。
やんちゃな男の子だったので電車の中で
走り回ってる。お母さんは注意するけれど
もう1人まだ赤ちゃんの子が泣いてしまう。

「こら、じっとしてなさい」
お母さんが注意するのも聞かずに走り回り
私の方まで来た。

『ねぇ、ぼく。妹さんいるの?』

「いる!!お母さんの代わりに遊んで
あげてるんだ!」

『えらいね!でも、電車の中で走り回ったら
他の人が怒っちゃうかもしれないでしょ?
それにお母さん、妹さんの面倒みなきゃ
いけなくて大変なの。だから、君はいい子に
座ってなきゃね。』

男の子の頭を撫でながらゆっくり話す。

「電車の中で走り回っちゃダメなんだ…
ごめんなさい、お姉ちゃん…。」

『うん、えらい!ちゃんとごめんなさい、が
言えたね。ここに座って外、みよっか』

男の子はちゃんと座って外の景色を見た。

「すいません、ありがとうございます。」

『この子すっごくいい子ですよ』

目的地についてその子とバイバイ、をした。