私達は公園に移動した。
「サンキュ…話しやすいように場所、
変えてくれて」
『ううん。』
「俺、大学卒業したら…ここを離れようと思う」
『遠くへ行っちゃうの…?』
「ああ。教授から県外の病院勧められてて。
教授が話をつけてくれたからそこに行くつもり」
『そっかぁ…すごいんだね、宮坂くん』
「この事、橋本には言わないでほしい」
『もちろん。自分の口から言うんでしょ?』
「多分最後になると思うから」
"最後"どんなに好きでも一緒にはいられない。
結局はバラバラになっちゃうんだね。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…