~side りん~
『あーあ。もう卒業なのね』
そう呟いた瞬間浮かんだのは
心彩、美音、翔央、そして…柊夜。
『バーカ。いつか…心彩を迎えに
行きなさいよね』
これ以上心彩を傷つけたら許さないんだから。
『ってもうこんな時間!』
この後、心彩と美音と翔央と約束してるのに!
『ごめんなさい!』
待ち合わせの場所について謝る。
すると、抱きしめられた。
「りん、卒業おめでとう」
『心彩も美音も翔央もおめでとう』
「行こっか!」
美音と心彩に差し出された手を握る。
あの日はこんなふうに分かち合える日が
来るなんて思ってなかった。私達を
繋いでくれたのは…柊夜、あなたよ。
ありがとう。

