「宮坂くんっ、おはよ」

「あ、おはよ。」

『おはよ。』

みぃと宮坂くんを見ていると何もかも
忘れられる。この二人はいろいろあった。
それでも今は友達。

「どうせ橋本の事だから雪で喜んだんだろ?」

「なによー!そんな子供じゃないもん!」

『"雪だぁ"なんて言ってはしゃいでたじゃない』

「心彩ぁ!言わないでよ~!」

逃げる私と追いかけるみぃ。
そんな私達を見て笑う宮坂くん。
こんな幸せがあと少しで終わってしまう、
考えただけで寂しい。