黒色デイズ~不器用なあなたと~




『ごめんなさい、呼び出して』

多分呼び出された理由はわかっていると思う。

「答えが出たんだね」

『はい』

話す前に1回深呼吸をする。

『まず…要。確かに私は小学生からずっと
好きだった。こんなに人を好きになったのは
初めてだったの。…でも、もう諦めた!
だから、好きな人と幸せになってね』

要はゆっくり頷いた。

『次は…清水先輩。先輩は失恋したばかりの
私に告白してくれました。初めは意識して
なかったのに先輩の隣は居心地がよくて
いつの間にか先輩の隣にいることが私の
日課になってました。そして…先輩の事が
好きって気づきました。』

清水先輩は微笑んでくれた。

『最後に…宮坂くん。宮坂くんとは1年の時
心彩が消しゴムを宮坂くんに貸してから
私達は一緒にいるようになったよね。
あの時はなんでも話し合える関係になれる
なんて思ってなかった。宮坂くんは私と心彩を
いつも助けてくれた。ありがとう』

宮坂くんは哀しく笑った。

心彩は泣いてた。


「それで…、決めたんだよね」

私は頷いた。

『…ごめんなさい。私は誰も選べません』

「「「「え?」」」」

これが私の"答え"