読みたい本を探しに行こうと図書室に
行く途中。
「橋本。迷惑かもしれないけど好きなんだ」
「ごめ、っ…」
告白してる宮坂くんと
泣きながら走るみぃ。
やっぱり…好きだったんだ。
また、見ちゃった、辛い恋…
とりあえずみぃを探す。
『いた…』
「っ…、心彩…どうしたらいいのかな、っ」
『急いで答えを出す必要なんてないよ』
「でもっ…!」
『いいんだよ、みぃはみぃのスピードで。
人に合わせることも焦ることもしなくていい』
そっとみぃを抱きしめて。
「わたし、ってほんとダメだね…」
『なんで。ダメじゃないよ』
「無意識に人を傷つけてる」
『誰だって一度くらいあるよ?』
そう、誰だって…