~Side 美音~
私達は2年生の夏休みを迎えた。
心彩は今でも黒川くんを想っている。
それを近くで見ているのは耐えられない。
何かをしたい、と思って宮坂くんと2人で
黒川くんの幼なじみ、りんさんに
会いに行った。住所は心彩に教えてもらった。
『心彩、りんさんに会いたいんだけど
住所教えてほしいな』
「はい、これ。りんによろしくね」
心彩は何も言わないけどわかっていると思う。
私が黒川くんの事を聞くためにりんさんに
会いに行くってこと。
『ここみたい』
大きな家。
「あら、あなた…」
『橋本美音です。』
「宮坂翔央です。」
りんさんは私達を家に入れてくれた。
「来てくれてありがとう。…私も柊夜が
どこに行ったかわからないの。」
私が本題に入る前にりんさんは悟ってくれた。
『ごめんなさい…ありがとう』
「あなたが謝ることじゃないわよ。
…心彩に悲しい顔をさせてごめんなさい。
そばで見てるのつらいでしょう…」
『りんさんは悪くないよ。誰も悪くない』
「私の事はりんでいいわよ。」
『じゃあ、私は美音で!』
私と心彩と宮坂くんの連絡先を渡して
『いつでも連絡してきてね!私達はりんの味方だから』

