学校に着いてひーちゃんと別れてみぃと2人で
教室に行く。

「ね、今日さどこか寄って帰ろ」

『賛成!!』

楽しみだなぁ…!

「悪い。消しゴム貸して」

隣の男の子に声をかけられた。

『あ、はい。どうぞ』

渡すと彼は笑ってサンキュ、と言った。

…なんか意外。外見は怖そうな人なのに
笑うと優しい人。

「助かった。俺、宮坂翔央」

『よかった。私、飛鳥心彩。よろしくね』

「私は橋本美音。よろしく」

ますます学校が好きになった。

「あ、柊夜。おはよう」

「翔央、はよ…」

"柊夜"と呼ばれた人はおっとりした人。

「こいつ、黒川柊夜。おっとりしてるんだけど仲良くしてやって」

「似てるね、心彩と」

『そうかなぁ…』

私、そんなにボッーとしてないよ?

「してるしてる。それにあんたドジでしょ」

『勝手に心の中読まないでよー!!』