妖に願いを。


『…まぁ、その、なんだ。

とにかく 帰れ。』






「え」









こんな変な事が起きて 無事に帰れるわけないでしょう…。





…それに











この猫耳男について もっと知りたい。









こんな不思議な事が起きてるんだ。














僕の中の絶望した世界が 少しは楽しくなるかもしれない。












僕は、この男を 僕の為に

「使う」んだ。










『…おい なに ジロジロ見てんだよ…。
さっさと帰れっつの』





「君は僕の神様だ」