妖に願いを。

『うっるせぇ!!!
耳がはち切れる!!!!』





猫耳(?)の男は「黙れクソガキ」と言いたそうな顔をして僕を見下ろしていた。




……とても端麗な顔立ちだ。





「綺麗だな…」
『当然だ』







少々猫目気味の目に、鼻が高く、小さく薄い唇…。

そして、猫耳(?)。








「あの…どなたですか?」