妖に願いを。

まさしくその通りだ…。



神様だって たかが一人の少年の自殺に付き合ってられるほど お暇ではないだろう…




「神様、すみませんでした。
今のは聞かなかった事にして下さい」






『いや 無理だろう』








そうだよな。
そりゃそうだわ。









「僕はついに 神様にまで 死を要求してしまった。
その罪で死ぬことはできますか?」







『お前 相当病んでるのな』









神様に「お前」呼ばわりされてしまった…


そうだよ。僕は病んでいるんだ。


生きるのに 疲れたんだ…。






「ところで、僕はさっきから誰と喋っているんだ?」




『俺』